沖縄の人々が、沖縄戦の惨禍から復興するにあたり、足がかりにしたことの一つが学校教育。
教育政策、教育制度、教育課程、教育実践と、さまざまな角度から検討することで、人々が教育によっていかに復興しようとしたかを研究しています。
沖縄研究において最も史料が少ないために研究が進展していない1940年代後半を中心に取り組んでいます。
社会科のなかでも、占領下沖縄の社会科について詳しく研究しています。当時沖縄で独自に作成された教科書は世界で1点しかないものもあり、とても貴重です。
その貴重な教科書や副読本を発掘し、テキスト分析を行っています。
教育実践については、戦前から戦後の教員の授業ノートや自作教材を発掘し、分析しています。私自身の教育実践論文もあります。
戦前は地理教員、戦後は「おもろさうし」の研究者として著名で、沖縄人連盟会長、沖縄文化協会会長、琉球育英会会長などを歴任し、戦後沖縄の救済と復興に務めた仲原善忠に関する研究をしています。
近年新たに発掘した仲原善忠史料の整理と活用に尽力しています。
沖縄の教育、歴史、社会問題など研究に関連することに加え、沖縄旅など幅広く雑誌やWEBサイトなどで記事を書いています。
教育制度、教育問題、教育実践など、教育に関する書籍やコラムを書いています。元中高の教員、現教員養成や教員の再教育をする立場、そして教育学研究者の3つの立場から、教育に関する情報を幅広くお伝えしています。
大学院生や研究者の学び方・生き方に関して発信しています。特に社会人の大学院進学やポスドク問題に高い関心を寄せています。
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